2022年04月19日

Romance 〜Sergio Augusto & Amigos〜

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こちらのブログ投稿をすっかりご無沙汰していました。
Youtubeに演奏動画を投稿していく日々を送っていたら、やっぱりパソコンよりピアノに向かい、レコードを聴いて、楽譜を書いて・・・、気が付くとそれが中心の毎日になっていて、、、、でもそんなことがやっぱり自分にとっての喜びです。

さて、あらためてご報告です。
セルジオ・アウグストの最後のCD「Romance」が完成しました!!

これは、ブラジルと日本の有志のプロジェクトで、セルジオさんの残された音源をもとに作ったCDです。

2020年10月、新作レコーディングのためブラジルに向かう空港でセルジオは倒れ、そしてお亡くなりになりました。
連絡を受けた時はとても信じられず、受け止めるのに時間がかかりました。。。
新しいCDを持って日本に来ることを本当に楽しみにしていたセルジオ。なんとも無念で、言葉に出来ない思いです。
でも、そうして、未完となった作品や残されていた音源を、彼の最後のCDとして完成させようというプロジェクトチームが立ち上がり、トリビュート作品として制作、やっと完成することが出来ました。
わたしとセルジオのDuet曲「Dos e Nos」も収録されています。(2019年8月録音)

プロジェクトチーム皆で音源チェックや、ブックレットの校正など、念入りにひとつひとつ丁寧に仕上げていきました。
ブラジルとのやりとりで何度かトラブルもありましたが、ようやく完成、全て日本に到着し手にしたときは、なんとも感無量でした。
これから一般発売も始まります。セルジオさん、やっと日本に来れました。わたしもやっと、会うことが出来ました。



セルジオと初めて出会ってから、まだほんの数年しかたっていないのに・・・
世の中もこんなに、ずいぶんといろいろなことが変わってしまいました。

でも、わたしはこのCDによって、音楽家にとって作品を残すということの本当の意味を知り、そういうことがこんなに大切だと思えた数年でした。
セルジオさんは、音楽家は、作品によってキラキラ生き続けるのだと、わたしは信じています。
商業用の音楽ではない、心あるこのアルバムが、どうか皆さまに届きますように。


下記はプロジェクトチームでの制作キャンペーンブログです。
入手方法などこちらへどうぞ。
わたしもセルジオさんのこと、収録曲についても寄稿させていただきました。
ぜひ読んでくださいませ。

https://sergio-augusto-romance.blogspot.com/


どうぞよろしくお願いいたします。


posted by みい at 17:08| つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月07日

ノスタルジア

ウィズコロナとの生活で一年以上が過ぎましたが
やっぱりマスクは嫌だなあ。。。といいつつ2枚重ねとかしちゃっているけど。
わたしはお化粧するのが大好きなので、リップやグロスを塗れないのはさみしいです。
自分もYoutubeをやるようになってから、それまでアプリも入れてなかったYoutube・・・いろいろ見て楽しむようになりました。
音楽系ではなく、プロのメイクアップアーティストのやり方とか購入品とか、なるほどね〜ってお勉強させてもらっています。
メイク動画までは作れないけど(笑)、みんな本当にきれいによくつくっていて、いろんな面で楽しい。
カメラとかライティングとかに拘りだすとすごいんだろうなあ、、、。

そんなわけで
コロナから1年がたち、そして
わたしのアルバム「Nostalgia」セルジオさんとたださんと作ったCDが、2019年5月5日にリリースしたのですが、そこからももう2年たつんだなぁ。。
いろいろあった。。。ぎゅっと濃縮された年月でした。

ステイホームのおかげか、ここ最近でCDのご注文を受けることが前より増えてきて、どうもありがとうございます!!
それならばきちんと整えておこうと、2年たって今頃?って感じですが(笑)、CDご注文フォームを作成してみました。
そして、アルバムのダイジェスト版も作ってみました♪
手前味噌ですが、わたしは今でもセルジオさんの声を聴くと、胸にこみあげてくるものがあって、目がうるんでしまいます。

みなさまよかったらぜひどうぞ♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Mikiko Saiki 3rd Album「Nostalgia」
digest version

2019.5.5 on sale 
¥2,500 (TAX-IN) R1930080

Mikiko Saiki ( vocal, piano )
Sérgio Augusto ( vocal, guitar )
Shigebumi Tada ( guitar )

〜幻のボサノヴィスタ Sérgio Augusto を迎えて〜
暖かな光のように、やわらかな風のように、静かに包み込まれる
繊細なギターとピアノの調べによるロマンチックなボサノヴァ
名曲"Deixa pra la"をデュオバージョンにて収録




〇アルバムをご希望くださる方は、Website内のCD申込フォームよりご連絡いただけますとさいわいです。
ご注文受付後、合計金額(送料を含みます)と振込先を返信メールにてご連絡いたします。
ご入金を確認後、発送させていただきます。

【CD注文フォーム】
https://forms.gle/i564jSjLFheYRXK98  

こちらからもどうぞ
Mikiko Saiki Official Website
https://www.mikiko-saiki.com/album​

ぜひお手に取って聴いていただけたらとてもうれしいです。

posted by みい at 15:20| アルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月06日

イパネマの娘

気が付けばもう4月に。
今年は家にいることが多かったので、あまり寒い!!と感じることが少なかったなあ。。
なので、もう春なの??とびっくりしています。
1月からお部屋でピアノシリーズを撮っていき、最近またスタジオ撮りに復帰。
やっぱり演奏してるといつも充実、楽しい、心地よい疲れがあります。
タダリンとのDUOシリーズも増えてきました。
よかったらぜひ、聴いてくださいませ。

Garota de Ipaneme 〜イパネマの娘〜

ボサノヴァという音楽を知って、歌ってみる弾き語りをしてみることを初めて試みた曲です。
この曲ならやってみたい、、、と思って始めてみたけど、何年たった今でもこの曲はわたしにとって、世界で一番難しい曲です。
いちばんライブでも数こなしてきた曲でもありますが、やればやるほど難しくなるんです。
なんていうか、いろんな意味で重みがあります。覚悟が必要というか。。。
イパネマの娘は永遠のテーマです。
今の等身大の自分で。


posted by みい at 10:15| つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月02日

ピアノの前にて。

家にいることが多くなると、日々年月がますます早く感じるものです。
緊急事態宣言が出されてから、いつものスタジオに行くことが難しくなったので、わたしのチャンネル、部屋だとボーカルマイクが使えないのでそれならばと、以前からずっとやりたかったジョビンの曲をピアノソロでやることに挑戦してみてます。
弾くたびに、クラシックをやっているような感覚になります。
ジョビンってやっぱり、クラシックの影響がすごくあったんだな、、、わたしもだから好きなのかなあと思ったり。

わたしはもともと歌を歌いたい、と思っていたわけではなく、ピアノで何を弾くかということしか考えていなかったので、、曲を選んだりすることが好きで。その流れでボサノヴァに出会って、ああこれは、歌ってみたいかも、、、とたまたま思って今に至るわけで、、、。

ボサノヴァは歌詞も素晴らしい世界だし、ポルトガル語の韻をふむ音も歌うときれいに表現できる。
ポルトガル語がわからなければ、その曲がどういう内容なのかは知ることが出来ないのは当然だけれど、
メロディだけで感じとることが出来る雰囲気・・・ってある。
わたしはこの雰囲気こそが最大の魅力で、やっぱりいちばん大切なことと思っていて、
時に言葉は、歌はそれを思わぬ方向に変えてしまったりすることがある気がして。
言葉に縛られてしまったり、曲よりもそれを語る人の主張が入り込んで、なんか別のものになってしまう感じがしていて。
音楽を表現するって、その曲が語るもので、演奏者はその空気を出すということなのかなって思ったり。。。
歌わないでピアノだけを弾いていると、曲の、そういうことに少しずつ近づく訓練になる気がしています。


タダリンとのDUOも、これから改良を重ねて少しずつ、良い曲をお届け出来たらいいな♪ぜひ。



posted by みい at 10:54| つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月11日

新春の光

2021年明けまして・・・と思ったら緊急事態宣言発令で、毎日感染者数にびっくりしつつ、いろんな友人・知人から、お店が閉店になったり休業になったり、予定していたライブが全部なくなったり、、、そんな連絡が入り胸が痛む毎日です。
かといって、フジコさんがつい最近まで全国ツアーとかしていたのもすごく心配だったり、ライブのお仕事継続されてる先輩方も、、、みんなどうか元気でいてほしい毎日です。
わたしもステイホームで、じっと待つ・・・だけじゃなく、やっぱり演奏しているのが自分は調子が良いので、どんなときも、音楽だけは救いだと思っています。


ところで新春はいつも何かしらの福袋を買うことにしているのですが
今年は愛用しているニールズヤード・レメディースのものと、OBSCURA COFFEEの福袋を予約しておいてGET。
なかなか充実のものが入っていて大満足。昔はよくあまりものみたいなのがごちゃまぜに入っていてがっかりしたものでしたが、最近はやっぱり競争が激しいだけある!ほかにも欲しかったお店の福袋は元旦既に売り切れで、みんなすごいんだなー、、負けました・・・。
そんなわけで、年が明けてすぐ風邪っぽくなってしまったのですが、この時期こわいのですぐに治さなきゃ!!とあせって冷えとり完備しつつ、あ!と、ニールズヤードの福袋の中にマヌカハニーが入っていたのを思い出し、これがやっぱりすごく効きました。ホットミルクに小さじ一杯とちょっぴり生姜をしぼって眠る前に飲んだらぽっかぽか、おいしいですよ♪


いつも動画はお気に入りのスタジオがあって、そこに撮りに行ってたのですが
今回はお部屋でピアノだけを。すごくお天気が良い日で、光にうもれてスマホで撮ってみました。
「Eu não existo sem você
あなたがいないと生きられない」
という曲です。ジョビン&ヴィニシウス
みなさん、どうぞ暖かくして、元気で生きていきましょう♪


posted by みい at 14:21| つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月31日

2020年の香り

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2020年はほんとうに、お疲れ様でした。
今年は今まで以上にあっという間に年末になった気がします。
わたしはほとんどを家で過ごしていたのですが、そんな中で3つ、資格を取得しました♪

11月 アロマテラピー検定1級
7月  環境カオリスタ
3月  ナチュラルビューティ・スタイリスト

時間はたっぷりあるし、なんとなく予定を立てて、アロマテラピーのこと、環境問題、エコライフのこと、そして美容のこと、植物のこと、ゆっくり楽しみながら、、、。
昨年までは、なんとなく自分で自分を忙しくしていたので、こういう状況になって環境的に余白が出来て、心にもゆとりが持てるようになれた気がします。
香りって、心に響きます。
嗅覚は記憶を呼び起こします。
そういう部分は音楽とも共通していて、触れるとなつかしさがこみあげてきたり、心に訴えかけてくるものがありますネ。

いろいろなものが変わっていき、わたしの心境もだいぶ変化しました。
いつかこの一年のことを、香りに触れて思い出す時は、どんな気持ちになるんだろう。。。


穏やかに良いお年をお迎えくださいませ。
posted by みい at 11:40| つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月25日

Feliz Natal

バッハ 主よ、人の望みの喜びよ
わたしの中では、クリスマスといえばこの曲が脳内流れます。
先日、KAWAI PIANOの最高峰シゲル・カワイの中のSK-6を弾く機会があったので、クリスマスだし密かに、亡くなったセルジオ・アウグストにもらったブレスレットをつけ、祈りを込めてこの曲を弾きました。

シゲルカワイはショパン・コンクールなどでも人気のあるピアノで、試弾を申し込んでいたのでした。
時間制限があり30分しか弾けなかったのですが、せっかくの機会なので、三脚を立てて動画を撮影しました。

ドキドキしながらも無事撮り終え、ほっとしてブレスレットを外そうとした瞬間、、、パーンと切れてビーズが四方八方にはじけ飛んで、、、、。

切れるって縁起悪いし、壊れちゃったのだけど、わたしは、セルジオがここにいたことを示してくれたように感じました。
優しかったセルジオ。
お茶目でいつも目を輝かせていた。

思うのは自由ですよネ。

Feliz Natal

posted by みい at 10:17| つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月16日

あたらしいリズム。

早いものでもう12月も半ばを過ぎ・・・
今年は特に、一年が過ぎるのが早く感じました。
ステイホームになってから、特にライブが出来ないから始めたというわけでもなく、自分の日々の記録として、今までやってきたことを残しておこうとYouubeを撮っていきました。
今までは、やっぱりライブで、生演奏で出来ること、その場の空気を作ることをというか、、、自分なりのこだわりがあったので、Youtubeをすすめられることはたくさんあったのですが、あえてやらなかったんです。
でも、家にいることが多くなって気持ちが落ちていくこともあったり、動けなかったりして。それでもやっぱり演奏はしていきたいという思いがあって、ある日こんなスタジオがあるよと教えてもらったことを機に、少しずつ新しい生活形態の中に撮影していくことを取り込んでいったら、3ヶ月たって気づいたら・・・心身とても調子が良いのです。たんたんと。そういうリズムが出来てきたというか。
いろいろ声をかけていただけたり、ライブではないけれどこんな時すごく励みになって、好きな曲を集めて、やっぱりどんな形でも演奏できるって幸せだなって思います。
なにより、セルジオがいつも喜んでくれたことを思い出して、続けていこうと思います。

これはクリスマスソングではないのですが、いつもこの時期歌いたくなる曲です。ぜひ♪


posted by みい at 10:49| つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月02日

夜の終わり

今年もいよいよ残り一か月。
セルジオのことは今も実感がゆかないですが
時はどんどん過ぎてゆきますね。

彼が一緒にやろうと動画と一緒に残してくれた曲があって
セルジオらしいとてもいい曲。
ブラジルでレコーディングしようとしていたアルバムのタイトルは
Romanceだったそうで、ほんとうに彼らしい。。
それにとりかかろうと思うけれど、みていると歌えなくなってしまいます。
もう少し時間が必要。

わたしの動画は、あげるといつも喜んでくれたので、がんばっています。
Chico FeitosaのFim de noite〜夜の終わり〜
という曲。
「この夜が終われば僕たちの手は離れ、決してもう会うことはない、、、」

Chico Fitosaはセルジオが親友だったと言ってた。
今頃そちらの世界で再会できたかな。
二人で一緒にみててくれたらいいな、と思って歌いました。ぜひ♪


posted by みい at 10:11| つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月10日

サウダージが…


「 川のそばに小さな小屋を建てて、愛する人と一緒に住んでいた。
  寒い夜は、ハンモックの中で抱き寄せあたためてくれた
  
  だけども今、ああ神様、行こうと思う。
  去っていく、そして戻ってくるかはわからない

  ただ寒い夜は、あの時のなつかしさが
  今の自分の空っぽの胸の中に広がっていく

  サウダージが心を苦しめる
  サウダージは刺すような痛みだね
  あの日々の思い出が、心を殺してしまうんだ 」


これは A Saudade mata a genteという曲。(Joao de Barro/Antonio Almeida)
邦題は、思い出に苦しめられて。

去年、Sergio Augustoとのライブの時Duetで歌いました。
昔から大切にしてきた曲、セルジオから、ミキコが好きだと思って、これを歌おうよと言ってくれてとても嬉しかった。

セルジオに会いたい。
Saudade mata a gente…
今も思い出すと涙で胸がしめつけられるけど
この曲を歌うと、今も彼がそばにいてくれる気がします。


Querido Sergio Augusto
Descanse em paz
Com carinho…


posted by みい at 16:03| つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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